ご挨拶
日本医療マネジメント学会 第22回北海道支部学術集会
学術集会会長 平林 高之(砂川市病院事業管理者)
この度、日本医療マネジメント学会第22回北海道支部学術集会の会長を拝命し、令和5年10月21日に砂川市の砂川市立病院で開催を予定しております。新型コロナは5月から5類へ変更となります。社会はコロナ対策緩和に舵をきりましたが医療機関ではまだまだ予断を許さない状態と思います。開催方法は予防対策に留意し、現地開催を考えております。
今回の学術集会では「地域と病院に活力を!地域連携・職員連携とDXの可能性」をテーマにいたしました。医療の分野では「連携」は欠かせません。医療機関内での多職種連携、地域での医療機関の連携、介護福祉施設との連携、行政との連携も欠かせません。これにより患者さんに質の高い医療が提供できるだけではなく、地域住民や医療、介護、福祉に携わるすべての人々に安心と満足を与えるものと思います。連携では顔の見える関係が基本であり最も重要と考えます。しかし医療機関内だけでも多種、多様な職種があり、様々な問題が生じます。地域連携となれば更に広範囲に多様な問題が生じるでしょう。
国は医療分野でのデジタル化 いわゆる「DX digital transformation」を推進しようとしています。デジタル技術の導入は地域連携や多職種連携にも大きく貢献し、より質の高い医療の提供と医療従事者の業務の効率化を図るものと期待されています。
この学術大会が会員の皆様ならびに道内の医療機関にとって有意義で実りのある学術集会になるように努めさせていただきます。